【画像】日本人さん、家賃を払えない模様

新型コロナウイルスの影響が長期化する中、業界団体が全国の不動産業者を対象に調査したところ、
ことし６月までの３か月間に入居者から家賃の滞納や解約の相談を受けたという業者が全体の６割に上ることが分かりました。
感染拡大によって家賃の支払いに苦しむ人が相次いでいる実態が浮き彫りになっています。
全国の不動産業者で作る公益社団法人「全国宅地建物取引業協会連合会」は先月、
新型コロナウイルスの影響について全国およそ１８０の業者を対象にインターネットで調査を行いました。

それによりますと、ことし４月から６月までの３か月間に、新型コロナウイルスの影響で、
入居者から「家賃の滞納や解約について相談や申し入れがあった」と回答した業者は、全体の６１.８％に上りました。
これは、ことし３月までの３か月間と比べて２６ポイントほど増えています。
また、賃貸物件の入居者やテナントに家賃の支払いを猶予するなどの対応を取った業者は全体の７５.６％に上っていて、
感染拡大で収入が減り、家賃の支払いに苦しむ人が相次いでいる実態が浮き彫りになっています。

全国宅地建物取引業協会連合会の坂本久会長は、「緊急事態宣言が出された４月以降、家賃が払えなくなる人が急増し、家賃の保証会社が倒産するケースも出てきている。
感染収束が見えない中、影響はさらに広がるのではないか」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200825/1000053122.html