祖母『私子、せめて二重だったらねぇ』両親『本当にねぇ』→私「二重に整形する!!!」→私「二重にして下さい」医者『ちょっと待って』私「えっ」→結果・・・・・
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祖母『私子、せめて二重だったらねぇ』両親『本当にねぇ』→私「二重に整形する!!!」→私「二重にして下さい」医者『ちょっと待って』私「えっ」→結果・・・・・
祖母は決して悪い人ではなく、むしろ私のことを溺愛してくれてたんだけど
「せめて二重だったらねぇ」と不憫そうに私の顔を見て言うのが嫌だった
両親も祖母も、亡くなった祖父も皆外人みたいなぱっちり二重だったから
久しぶりに会えた両親にまで「せめて二重だったら」を言って
しかも両親も「本当にねぇ」と気の毒そうに言うので泣きそうになった
でも私が二重にすると言い出すと「親からもらった顔にメスを入れるなんて」と
祖母・両親ともに大反対
相変わらず「せめて二重なら」と言われ続けて自分の顔に自信が持てなくなり
典型的な暗い喪ブスキャラになった
就職して初めてお給料をもらった日に、祖母・両親にプレゼントを買うつもりで
4人でデパートに行った
店員さんが「あら、可愛らしいお孫さん」とお世辞を言ってくれたのに
祖母・両親ともそろって「悪くはないんだけど、でも目がねぇ・・・」と残念顔
これにプチンして、夏・冬のボーナスで二重の手術をした
美容整形に行ったら「あなたの瞼は眼瞼下垂という病気。結構重症で、視力にも影響が
出ていると思うので手術したほうがいい」と言われて超びっくりした
病気だから保険が適用されて、両目併せて10万弱で二重になった
帰宅して縫い目のある手術痕を祖母・両親に見せると激怒していたので、
「あんたらが散々いじめてくれた一重は病気だったんだって
誰のせいで今まで苦労したと思ってるんだ」と大暴れしてやった
家を飛び出して、手術代で浮いたお金でビジホ借りて、そのまま一度も帰らずに
社員寮に転居してやった
会社では整形うんぬんでひそひそされたけど無視して、正義感の強い子にだけ
眼瞼下垂のことを告白したら、その子がスピーカーになってくれて
「病気の治療で二重になった人を整形扱いするのはどうなの?」という風潮になり
いつの間にか沈静化した
祖母・両親は今でもたまに手紙を寄越して帰ってこいだなんていうけど
皆の希望通り「せめて二重」になったら人生が明るく開けたような気分になって
彼氏もできて楽しいので絶対に帰ってやらない