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震災の影響で兄夫婦の子どもの世話をすることになった。父は過労で倒れたところに別れた彼女がやってきて…

   

震災の影響で兄夫婦の子どもの世話をすることになった。父は過労で倒れたところに別れた彼女がやってきて…

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943: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/09/19(月) 21:23:11.82

近所のおじさんの紹介で嫁と付き合うが、
3ヶ月も持たずに別れた。
当時俺は、親父の家業を継いだばかりで本当に忙しかった。次男なのに。
なので、嫁と別れて、自分の時間が作れることが嬉しかった。
俺はその時、膝の悪い親父とボケ気味の婆さんと実家で3人暮らしだった。

東日本大震災の日、兄夫婦が津波で死んで、中学生の姪、小学生の甥が残された。
我が家は山側に住んでいたので家も会社も無事だった。
兄嫁は一人っ子、兄嫁両親は超高齢だし、親父はまだ60代だから、必然的に家で引き取ることになった。

それから2ヶ月は、早起きして親父と朝飯作り、弁当をもたせて学校に送り出し、
遅く起きてくる婆さんの飯を用意して仕事場へ、昼に一旦戻って婆さんの世話をして、また午後から仕事場へ、
夜も飯を作って食べさせ、小学生を寝かしつける毎日で、
たまの休みも小学生を遊びに連れて行ったりで、
仕事のこと、家のこと、献立のことで本当にいっぱいいっぱいだった。
そのうち親父が過労で倒れて入院してしまって
普段は一気に俺にのしかかってきた。
ある日子供たちが寝静まったあとテレビを見ていたら涙が出てきた。
本当に勝手だけど、すがる思いで別れた彼女(嫁)に電話をかけたら、
すぐに家まで来てくれた。(片道20㎞)

家の中だとまわりに聞こえるから、近所の公園のベンチですすり泣く俺の話を黙って聞いてくれた。
落ち着いてから家に戻って俺は寝たけど、彼女はタバコを吸いながらテレビを見ていた。
起きたらいなくなってるんだろうなぁ、悲しいなあと思いながら目をつむって、気付いたら9時を過ぎていた。

小学生と中学生の部屋を見たけど2人はいなくて、
やべえやべえと階段を駆け下りたら、彼女が婆さんに飯を食わせていた。
俺を起こしたけど起きなかったから、勝手に朝ごはんを作らせてもらった。
お弁当の用意もしたから昼に学校まで届けて欲しいと言われた。
婆さんは彼女のことをヘルパーさんと思っているようだった。



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