A子『あのね、付き合う人ができたんだ』私「まじ??やったじゃーん!どんなひと?」→テンションが上がった次の瞬間、私は 凍 り つ い た ・・・!
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A子『あのね、付き合う人ができたんだ』私「まじ??やったじゃーん!どんなひと?」→テンションが上がった次の瞬間、私は 凍 り つ い た ・・・!
中学時代からの親友A子とは、高校や大学で離れ離れになっても
ほんとうによく一緒に出かけたし、なんでも一緒に笑って、泣いた。
高校でA子にはじめて彼氏が出来たときも一緒に喜んだし
その彼氏が浮気してケンカして別れたときも一緒に怒り狂った。
大学で出会った私の今の旦那にも、
付き合い始めた当初 私は誰よりも先にA子に紹介した。
良くないよ!だめだよ!といったことも正直に諭しあったし、
A子のことがとにかく大好きで、私の最も信頼している人だった。
大学3年生の夏、いつものようにA子と遊ぶ約束をして、
バーゲンにでも行ったんだったと思うけど、途中でファミレスに寄った。
注文したサンデーをつつきながら、A子が突然
「あのね、付き合う人ができたんだ」と言ってきた。
A子は大学に入ってからそういった話がなかったので、私は大喜び。
まじ??やったじゃーん!どんなひと?いつのまにー! とテンションが勝手に上がる上がる。
しかし次の瞬間、凍りついた。
「同じ学部のね、女の子なんだけど」と続けたからだ。
それからA子が、いかに彼女(B美)が素敵か、
魅力的で、愛情深いかを訥々と語り出した。
それが、なんといったら良いのか、恋する乙女の顔と違うというか
本当に大切な何かを、しっかりと言葉を見つけて私に教えてくれている感じで
A子の語り口だけで、B美とどれだけ愛し合っているかが伝わってきた。
どれくらいの時間固まっていたかわからないけど、
A子に「びっくりしたよね。ごめん」と言われてなんだか我に返り、
と同時に 胸がぐわーっと苦しくなって、号泣した。
混乱していて感情に頭が追いつかなかった。
しゃくりあげながら「なんで、どうして私じゃダメなの」と言い続けた自分にもびっくりした。
その頃すでに私は今の旦那とは付き合っていたし、
全くA子をそういう対象で見たことなんてなかった。
けれど、そういう言葉しか出てこなかった。
わあわあ泣いてる私をA子は切なそうに宥めながら始終
「ごめんね、大好きだよ」と言ってくれた。
その日はそれでお開きにしたんだけど、そんなことがあってもA子は相変わらずで、
あまりにもA子の態度が普通なので段々も私も落ち着いて、
A子とB美が付き合い始めて半年くらいした頃には
私に紹介してくれて、3人でも会うようになった。
B美は、A子が見初めるだけあるというか、とっても素敵な子で、
私も「親友のパートナー」として受け入れていった。
不思議な関係だと思うけど、3人の仲はこじれることもなく
私の親友はA子とB美になった。
先月二人は海外でひっそり挙式をしたのですが
帰ってきた二人からお土産を頂いたのでおめでとうカキコ。