【ネタバレ注意】刃牙道:129話『選択い』 本部…遂に斬られる…!
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【ネタバレ注意】刃牙道:129話『選択い』 本部…遂に斬られる…!
武蔵「どうブッた斬られたい…?」
「縦………」
「横………」
「斜………」
「選り取りだ」
「選択(きめ)い」
本部「……」
首をかしげ、しばらく考え込む本部。
そして思いついたようにペチッと手を叩く。
本部「老衰……?」
言葉が出ない武蔵。
武蔵「………」
「んん~~~~~?」
観客もポカン顔。
武蔵「異な事を申す」
「長生きしたくば――」
「息を潜めて暮らしていればよいものを」
背景には隠居している様子の本部の描写。
武蔵「のぅ……」
「何故こんな場所(ところ)に身を晒す…?」
観客達が固唾を飲んで見守る。
本部「江戸中期…」
「武士の修養書『葉隠れ』の一節に―――」
「こう記されている」
「『武士道とは』」
「『死ぬことと見つけたり』」
「『武士道』も進化した」
「現代(いま)は違う」
「仕える『君主』の為の『命』ではない」
「自身――『我身』の安全を守護(まも)る為の『命』」
「延いては」
「善良なる隣人を守護(まも)る為の『命』」
ジャケットの背後に手をやり、何かを取り出す本部。
短い棒を振ると特殊警棒のようにカシャカシャと伸びていく。
先端には刀がついている。
「生き残る為―――」
「“その為”だけの『道』と進化した」
ガイア(手槍…!!!)
末堂「槍だぜ…」
武蔵「手槍か」
「使用(つか)えるのか以蔵」
本部「あんたの剣が」
「百点満点中『五百点』とするなら」
「俺の『槍術(やり)』はせいぜいが七十点届くか否か」
槍を突き出し向かっていく本部。
本部(でも行(ゆ)くッッ)
難なく突きを避ける武蔵。
ナレーション:
武蔵の脳裡に過った―――
「五十点(はんぶん)もやれん!」との思いは―――
槍先を斬り落とす武蔵。
ナレーション:
思い半ばで―――
分断されることとなる
槍を切られながらも、武蔵の顔面を蹴り上げる本部。
武蔵(見事なり…!!!)
(当て身技)
脳がグラグラ揺れている武蔵。
本部「『突く』でもない『打つ』でもない」
トゲトゲのついたメリケンサックをハメる本部。
「ここはひとつ………」
思い切り武蔵の傷のある頬を殴る。
「思いッ切り」
強烈な一撃でさらに武蔵の脳が揺れる。
本部「思いっきり ブン殴らなきゃよォ………」
崩れ落ち、膝をつく武蔵。
俯き正座の状態で動きが止まってしまう。
本部「戦国 組打ちの時代から―――」
「俺たちは遥かに打撲を発達させた」
「頭ン中は ドロドロだァ」
短剣を取り出す本部。
「奪(と)るぜ」
その時、金重が短剣ごと本部の腹を裂く。
武蔵(当て身は剣豪(われ)らの上………)
クルッと回し刀を収める武蔵。
プシッ
本部の腹から血が…
「まだ回っとる………」とコンコンと頭を叩きながら、刀を地面に置く武蔵。
~~~~~~~~~~!!!
■決………着…?