銀魂、早速実写化ネタを本編にぶち込んでくるwwwwwww
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父、志村剣の墓を訪れていたお妙。
新八「やっぱり」
「ここに来てたんですね」
「姉上」
「ダメですよ こんな時に一人で出歩いちゃ」
お妙「こんな時だからこそじゃない」
新八「地球が滅ぶとでも報告するつもりですか…父上に」
お妙「そう」
「地球は滅んでしまうかもしれない」
「…でも泣き虫だったあなたの息子は」
「頼りなかった私の弟は」
「こんな時でも涙一つこぼさず」
「みんなと一緒に戦ってるって」
「志村新八は」
「立派な侍になりましたって」
手を合わせる二人。
新八「………」
「姉上 僕は何も変わってなんかいませんよ」
「──あの時出会った変てこな侍の背中を」
「わけも解らないまま追いかけてひたすら追いかけ続けて」
「そうして気がついたら」
「ここにいたんです」
「地球を救うとか江戸を護るとかホントは全然…」
「僕は変わるどころか…」
「変わりたくなかったんです」
「ただ…」
「あの変てこな侍達の隣で…ずっと…」
「それでも…父上は許してくれるでしょうか」
「そんな理由で剣をとるこの僕を……」
お妙「新ちゃん」
「許しを乞う必要なんてないじゃない」
「あなたはもう自分で答えを見出せるんだもの」
「わけも解らず追いかけていた背中が 今は隣にある」
「そしてアナタがそれを護りたいと思っているなら」
「父上もきっとそう思っている」
「あなたを見守っている」
「あなたの隣で」
■一歩ずつ、ともに——。
扉絵は成長過程の新八、そして神楽。
街の住人が、街中を歩く神楽 キャサリン たまを見る
住人「…見ろよアレ」
「まだこんな所ウロついてやがら」
「天人が」
「さっさとこの星から出てけってんだ」
怒鳴るキャサリン。
キャサリン「ンダコルァァァ!! 文句アンノカ!!」
「解放軍ニビビッテ腰抜カシテタ奴等ガ相手ガ女子供ト見ルヤ大層ナ威勢ダナ オイ!!」
住民「あっ アレ女だったの オッさんだと思ってた」
神楽「だってさ」
たま「神楽様を解放軍の連中と一緒にしないでください」
「その気になれば解放軍より先に地球を滅ぼせる力を持っているんですよ」
神楽「いやフォローになってないアル」
キャサリン「…ッタク ドウナッテンダドイツモコイツモ」
たま「天人にだって地球人の味方はいるのに…解放軍が来てから差別が強くなる一方ですね」
キャサリン「コンナ地球(ほし)サッサト見捨テテトンズラスルノガ得策カモナ」
「地球ガ救ワレタトシテモ ソコニ天人(わたしたち)ノ居場所ハナイカモヨ」
神楽「……」
「元々居場所なんてなかったアル」
「無理矢理押しかけて」
「無理矢理こじあけたすき間に居座ってただけネ」
背景には神楽が江戸に来たばかりの頃のコマ。
神楽「それが不思議なもんアル」
「そんなこんなで月日がたつうち」
「いつの間にかできた私のすき間に」
「アイツらの方が居座ってたアル」
「図々しくも太々しくも」
「家賃も払わず住みついてたアル」
「押しかけられたのは」
「私の方だったネ」
たま「——それが本当の居場所というものなのかもしれません」
「住む場所がなくなっても星がなくなっても決してなくならない帰るべき場所」
背景には破壊されつくした万事屋が。
たま「神楽様 私達の中にもありますよ」
「神楽様の 皆様の帰ってくる場所が」
キャサリン「私ノ家賃ハ オ登勢サンヨリ割高ダケドナ」
たま「私のも」
神楽「そうアルか」
「じゃあお互いきっちり家賃を稼がないとな」
たま&キャサリン「「ええ」」
神楽「おかげで江戸がブッ壊れるまで存分に暴れられるアル」
新八ナレーション:
決戦の時は迫っていた
解放軍が動きを止めている間に 天導衆の行方を掴まなければ
虚を 倒さなければ
この地球(ほし)に明日はない
いつの間にか姿を消した銀さんの動向が気になる
何らかの手掛かりを掴んでいるといいが…
薄暗い本屋。
一冊の本を手に取る銀時。
銀時「えっ!?」
「銀魂って実写化すんの!?」
手に持っていたのはジャンプ。
「しらなかった 俺が宇宙にいってる間にこんな事に…」
「坂田銀時役は小栗旬? まァまァ足の長さ的には及第点だけれども」
「ただ銀さんはもっとカワイイジャニーズ系でもよかったんじゃ…」
立ち読みする銀時を、本棚ごとぶっ飛ばす新八と神楽。
銀時「いだだだ てめェら小栗旬のアゴに何すんだ!! このアゴから一体何億生まれると思ってんだ!!」
新八「誰が小栗旬だ!!」
「天導衆の行方捜してると思ったら 一体何やってんですかアンタ!!」
銀時「地球の前にJ(ジャンプ)が危機だ」
「目を離している間に BLEACH ニセコイの柱を失い 俺が小栗旬になってた 大丈夫なのか J(ジャンプ)」
新八「アンタがまだJ(ジャンプ)に存在している事がヤベーよ」
銀時「うるせェな お前だって先週まで地球ほったらかして ビルの屋上でグラブってただろが」
新八「グラブってねェよ!!」
銀時「納得いかねェよ なんでお前如きがグラブル将暉なんだよ」
「二足歩行以外に共通点が見当たらねェよ」
新八「んな化物誰にも演技不可能だわ!!」
銀時「そもそも旬に将暉って184センチと176センチって実写の万事屋 迫力ハンパなさ過ぎだろ 一体タバコ何個分なんだよ」
「一体何の映画撮るつもりなんだよアイツら」
新八「オメーが盛り過ぎだろ!! 神楽ちゃんタバコ大になってる!!」
神楽「やかましいアル お前らが騒がずとも既にネットは炎上してんだヨ」
勝手に本屋のパソコンをいじってる神楽。
店主「いやちょっと勝手にさわんないで…(汗)」
神楽「お前らはいいヨな せいぜい配役が合う合わないで騒がれてるだけだから」
「私はなァ 千年に一人の美少女なんかがきたせいで」
「むしろあっちの方を心配する声が続出してんだヨ!!」
名無し侍
可愛すぎて合わない
名無し侍
ハナクソやゲロを
吐かせたくない
名無し侍
環奈ちゃんの今後が
心配
神楽「こうなったら あらぬスキャンダルプリクラ等を拡散し 天使の翼をひきちぎり 私の所までひきずりおろすしかないネ!!」
新八「いや むこう下げる前にお前が行動改めろよ」
神楽「フハハハハ 千年に一度のアイドルかなんかしらんが」カタカタカタ
「お前にこんなマネができるか!! 私を演じられるか橋本環奈ァ!!」カタカタ
「はぅ!! なんだこの感覚…!!」
「新築の家にゲロをぶちまけるような…」
新八「流石に良心が咎めたか 反省しろ」
神楽「快…感……♡」
銀時「不快極まりねェよ!! 誰かアイツを千年間漬物石の下に封じ込めてくれ!!」
神楽「私は何度でも蘇るぞ!! 光ある所 必ず影もまたあるのだ!!」
そこへ現れる定春。
新八「!! 定春」
銀時「おう 戻ったか待ってたぜ」
新八「銀さん まさか…!!」
銀時「俺がホントにJ(ジャンプ)を読んでただけだとでも思ったか」
「天導衆にゆきつくには幕府を探るしかねェ」
「重鎮どもはほとんど姿を消してたが 犬の鼻はごまかせねェぜ」
新八「何か紙キレくわえてますよ」
持ってきたのはジャックロード・バンダムの写真。
新八「……えーとこれは」
銀時「ジャンクロード…」
定春「わん」
銀時「…ダムだな」
新八「……」
「ただの出演催促じゃねェか!! 何しにいってたんだてめェは!! ヴァンダムに演ってくれってか!? ワンダム演ってくれってか!?」
定春「わん」
新八「わんじゃねーんだよ!! その『わん』だけで一体何億とられると思ってんだ!!」
銀時「待て新八 旬も将暉も巨大だ 確かに定春もワンダムくらい巨大じゃねェと務まらねェぞ」
新八「機動戦士ワンダム!? 最早原型跡形もないよ!! 全員ワンダムに食われてるよ!!」
神楽「橋本環奈ワンダムにお持ち帰りされたらしいよ…っと」カタカタカタ
新八「環奈ちゃんワンダムに食わせんじゃねェェ!!」
「てめーらいい加減にしろよ 地球がこんな時に実写化で浮き足立ち過ぎだろうが!!」
「このままじゃホントに地球滅ぶぞ!!」
とそこで歩いている銀時たちが物騒な侍たちに囲まれる。
銀時「オイオイ何だてめーらまで出演催促か」
「悪いがお前らみたいな群衆(モブ)は今はCGで何とでも…」
刀を抜く侍たち。
新八「ちょっと待ってください」
「銀さんこの人達…」
問答無用で銀時らに攻撃を仕掛ける。
定春に乗って逃げる一同。
銀時「こりゃCGじゃ無理そうだな」
新八「言ってる場合ですか!!」
「こっ これは…」
神楽「暴動を起こすうちに敵味方の判断もつかなくなったアルか」
「解放軍の次は民衆が お相手かヨ」
銀時「いや こりゃただの町民じゃ…」
新八「うげっ…!! 前からも…!!」
囲まれる銀時たちだが、横のビルが崩れ、侍たちを足止めする。
現れたのは信女。
信女「遅かったわね」
「待ちくたびれた」
新八「信女さんん!!」
信女「違う」
「栗山千明あたりでお願いします」
新八「てめぇもかァァァァァァァァァ!!」
信女「ついでに民衆(アレ)も」
「別物」
躊躇せず侍を斬りおとす信女。
果てる侍たちの腕に奈落の印を見つける銀時。
銀時「奈落…!?」
「なんでコイツらが町民に…!?」
信女「…………」
どこかの港にいる天人たち。
並んで海に連れションしている。
天人A「一体 解放軍(オレたち)はいつまでこんな所で油売ってりゃいいんだ」
「その気になればこんな国一捻りだってのに」
天人B「紫雀提督の命令だ 地球人(やつら)が仕掛けてこぬ限り動くなと あのお方は盟主達の中でも穏健派で通っているからな」
「上の連中もいずれこの星を獲るつもりなんだろ」
天人A「だったらこんな所でグズグズして…!」
天人B「まァ 何をするにも大義が必要って事さな」
ドボオオン
天人B「?」
「オイどうした」
急に海に落ちる天人A。
天人B「魚にアレでも噛まれたか」
「!!」
天人Aの後頭部がいつの間にか打ち抜かれていた。
「オッ…オイ!!」
とその時、町民に扮した奈落たちが一斉に天人に襲い掛かる。
さらに町中では至るところで襲撃が始まっていた。
信女「始まる」
「終わりの時が」
「虚の」
「星崩しが始まる」
どこかのビルの上から町を見下ろす虚の姿。
■遂に─…!!