【ネタバレ注意】ワンピース:835話『魂の国』ビッグマムの悪魔の実の名前と能力が遂に判明する…!
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【ネタバレ注意】ワンピース:835話『魂の国』ビッグマムの悪魔の実の名前と能力が遂に判明する…!
【“万国(トットランド)”ショコラタウン】
ナレーション:
この夢の国では半年に一度 住民達はある質問をされる
『リーブ(去る) オア ライフ(寿命)?』
建物に集められる住民たち。
行列を作り、黒いスライムに一人ひとり質問を受ける。
黒い影「Leave or Life?」
住人「『Life』」
黒い影「Leave or Life?」
女性「『Life』」
黒い影が女性の体からから白い玉を取り、籠に入れる。
【「誘惑の森」――】
ルフィ「数は増えちまうし!! 動物みたいに吠えまくるし!!」
埋まった巨人「………」
ルフィ「どうしちまったんだよお前ら!!」
ルフィの足元にはたくさんのナミにキャロットにサンジたち。
その数は10以上にも。
ルフィ「サンジ!!」
サンジ「キー!! キー!!」
ルフィ「プリン!!」
プリン「チュン!! チュン!!」
ルフィ「チョッパー!!」
チョッパー「ワン!! ワン!!」
ルフィ「キャロット!!」
キャロット「シャ~~~ッ!!」
ルフィ「ナミ!!!」
ナミ「縄をほどけーっ!!!(怒)」
ルフィ「え~~~~~~!!?」
「人間みてェに喋る奴がいる!!!」
ナミ「本人よ!!!」
驚くルフィにキレるナミ。
お約束でボコボコになるルフィ。
ルフィ「………!! す… すぴばせん…でした」
ナミ「あんたの事捜してたの!!(怒)」
「何よ急に捕まえて!!」
偽ナミ「ホーホー」
ナミ「でもコレ一体どういう事? 確かに私の姿だし…」
「この中に全員本物がいれば問題解決なのに!!」
ルフィ「お前らが増えたんじゃねェのか!!」
ナミ「増えるか!!」
「増えてるけど!!」
埋まってる巨人に話しかけるナミ。
ナミ「あんた何か知ってるんでしょ!? 私達があの女に襲われた時もずっとここにいて!!」
巨人「うぬは動けねェからよ!!」
ルフィ「襲われた!? なんかあったのか!?」
ナミ「あんたに襲われたのよルフィ!!」
ルフィ「!? おれ??」
ナミ「正確には――あんただと思って一緒に森を抜けようとしてたニセ者!!」
「――突然“そのルフィ”は大女に変身して…!!」
【ナミ回想】
ブリュレ「ねー見て 私の顔の傷…!!」
「ひどいでしょ?」
キャロット「ユティア誰!?」
ブリュレ「アタシはブリュレ」
「いいわね そんな美しい顔見るとアタシ… 切り裂きたくなるのよね!!!」
そう言ってナミの顔を両手でググっとつかんでいく。
ナミ「キャ~~~~~!!!」
「ル…!! ルフィはどこ!? ウゥ!!」
チョッパー「ナミ!!!」
ブリュレ「さァ… どこかしら 今頃森を彷徨ってるんじゃない…?」
谷間から太くて固い棒を取り出すナミ「“天候棒(クリマ・タクト)”」
それをクルっと回し、ブリュレめがけて伸ばしていく。
ブリュレ「ギャアアアア」
ブリュレから逃れるナミ「助かった!!」
「ありがとウソップ!!」
ブリュレ「ナマイキな…」
「ウィウィウィウィ!!!」
襲い掛かるブリュレに対し、キャロットが飛び出していく。
ナミ「!!」
キャロット「“エレ爪(クロ)”」
エレクトロを纏ったパンチを鏡で受けるブリュレ。
すると鏡の中から放ったパンチが飛び出し、キャロットが吹き飛ばされてしまう。
ブリュレ「“反射(リフレクション)”」
「ウィーウィウィウィウィ!!」
ナミ「キャロット!!!」
チョッパー「…!!? キャロットのパンチが鏡から出てきた!!」
ブリュレ「アタシは『鏡』!! “ミラミラの実”の鏡人間!! ウィッウィッウィ!!」
「鏡が…映った光を反射する様に!!」
「鏡に向かってパンチを撃てば 当然パンチも反射する!!」
もう一度飛び出すキャロット「鏡なんか割ってやる!!」
ブリュレ「!」
ナミ「気をつけてキャロット!!」
ブリュレ「“鏡世界(ミロワールド)”」
キャロット「!!?」
今度は鏡でキャロットを丸ごと飲み込んでしまう。
キャロット「わ~~~~っ!!」
ナミ「!!?」
固まる巨人「…………」
同じく固まるナミ「え…」
鏡の中のキャロットが、中から鏡をどんどん叩いている。
キャロット「……!! え!?」
「出られないっ!!」
チョッパー「………???」
キャロット「出られないよ!! ここから出してー!!」
ブリュレ「ウィ~~~~ウィウィウィ まず一人!!」
ナミ「何したのよ キャロットを返してよ!!!」
チョッパー「ナミ近づくな!!」
ブリュレ「殺しゃしない お前達わかってんのかい!?」
そう言って鏡を小さくし、しまうブリュレ。
キャロット「わー!!」
ナミ「キャロット!!」
ブリュレ「お前達の存在はもう“ママ”にバレてんだよ!!!」
ナミ「!!?」
ブリュレ「潜入でもしてるつもりだったかい!? おめでたいね」
「アタシ達は全員ママの命によってアンタらを狙ってんのさ!!!」
巨人「……」
ブリュレが木や花を指さす。
ブリュレ「あいつも!!」
木「!」
ブリュレ「コイツらも!!」
笑うお花。
驚きの表情の巨人「…………」
さらに木や岩、丸太にさっきのウサギ。
ブリュレ「あいつもあいつも!! あいつもみんな!! こう言われてる」
「『“麦わらの一味”はまだ泳がせていい』」
「『サンジには会わせるな』」
「『おれに刃向かった事を後悔させてやれ』ウィウィウィウィ~~~!!」
ナミ「…………!!」
ブリュレ「さァ!! “ホーミーズ”!!! そいつらを逃がすんじゃないよ!!」
木「動いていいのか?」
その言葉を合図に木や花にキャンディーが一気に動き始める。
どこからか蔦が伸び、チョッパーの足を捕らえる。
チョッパー「わ!!」
ナミ「チョッパー!!」
ランブルボールを取り出すチョッパー「ナミ走れ!! 敵が多すぎる!!」
「3人共捕まったらルフィも助からねェ!! 捜してあいつに教えるんだ!!」
「おれがやれるだけやるから!!!」
「“ランブル”!!」
ボールをかじるチョッパー。
チョッパー「相手は“四皇”の一味だ!!ナメてたのはおれ達だ!!」
ナミ「……!!」
チョッパー「ブォオオオ!!!」
花たち「ギャーーーッ!!」
駆けだすナミ「……!! わかった必ず戻る!!!」
ブリュレ「ウィウィ~~こりゃスゴイね!! ただでさえ面白い生き物なのに」
「こんな芸まであるとは!! ママが喜ぶよ!!!」
「あの人は…“全種族”じゃ飽き足らず……無類の『珍獣コレクター』ウィウィ…」
そして涙を流しながら森を走るナミ。
「まてーまてー 小娘~~~!!」と木や岩や花が追いかける。
【回想終わり】
ナミ「…そして」
「逃げ回りながら…暗くなるまで…」
ルフィ「………」
ナミ「私ずっとあんたを捜してたのよ!」
ルフィ「そうだったのか! 会えてよかった!!」
「じゃあチョッパーとキャロットをすぐ助けに行こう!! どこだ!?」
ナミ「“ここ”!!」
ルフィ「!?」
ナミ「今の話はこの場所で起きた出来事――でももう誰もいない!!」
「――だからこの男に聞いてんのよ!!」
「ずっと見てたでしょ!? チョッパーはどこ? キャロットは!?」
「あのブリュレって女もこの森のオバケ達もあんたには全く手出ししなかった!!」
「つまり仲間って事よね!?」
巨人「仲間…?」
「まー…敵ではないよねー…」
「教えて欲しかったら左の森にある美味しいアップルジュースを…」
ルフィ「それ所じゃねェんだ!!」
「本当にいい事教えてくれたらジュースくらい取ってきてやるよ!!」
巨人「ホントかー!?」
ルフィ「ああ!! そんなに言うならおれも飲みてェし」
巨人「ところで己は強そうだけど」ルフィを見る巨人。
「己も強いのか?」とナミに問う。
ナミ「!」
「つ!!」
「強いわよ!! それがどうしたの?」
埋まってる巨人「――そうかー見かけによらねーもんだ あのトナカイの奴はおったまげる程強かったが…」
「それでも森の木達は躊躇なく襲いかかってた…!! あいつら命令されたら目的を果たすまでまず止まる事はねェのよね…」
思い出すナミ「……そういえば私…」
「途中でパッタリ襲われなくなった」
ルフィ「おれはずいぶんぶっ飛ばしたら大人しくなった! あいつら何で動くんだ!?」
巨人「んー」
「――“万国(トットランド)”の住人達は半年に一度」
「一ヶ月分の“魂(ソウル)”を国に払うのよね 安全と引きかえにな」
ルフィ「ソール?」
巨人「あーつまり“寿命”だ――ここに住む者は“1年で2ヶ月分”」
「“6年で1年分”の寿命を失うのよねー」
ナミ「どういう事!?」
巨人「リンリンは…あーいや……ビッグ・マムは“ソルソルの実”の能力者」
「人の“魂(ソウル)”を自由にやりとりできる その力で住人達の寿命を貰い」
「集めた“人間の魂(ソウル)”を国中にバラまく事で 色んなものに命が宿り“擬人化”していく…!!」
「あー『死体』や『他人』には魂(ソウル)は入らないが…」
「それで動き出し喋り出したのがこいつらだ」
「『ホーミーズ』と呼ばれているよねー」
木々を指さす巨人。
巨人「魂の回収と分配は リンリン……いや――“ビッグ・マム”の魂(ソウル)で作られた『化身』達がやってる…!!」
背景にはあの黒いスライムたち。
「これが“万国(トットランド)”の正体よね…」
ナミ「……最初に立ち寄ったチョコの町でもいろんな物が生きてた そういうわけだったのね…!!」
「何て能力!!!」
「喋るワニもそう!? 人間っぽいウサギも」
巨人「ああ正解だ 動物も擬人化する」
ルフィ「じゃ あいつらもか!?」
動物の鳴き声を出す仲間たちを指さすルフィ。
巨人「あれはまた別の話 ブリュレの能力で人の姿に変身させられた」
「ただの動物よね」
ルフィ「何で言わなかった!! お前さっきからずっと見てて…」
巨人「関わりたくないのよね何にも!!」
ナミ「関わりたくないのに何でここに埋まってんの!?」
巨人「……………!!」
rフィ「何でだお前何者だ!!!」
「言え!! ジュースやるから!!」
迷う巨人「……………」
「うぬは昔…!! ずいぶん昔…」
「“ビッグ・マム”こと海賊シャーロット・リンリンの夫だった」
驚く2人「えェ~~~~~~っ!!?」
巨人「娘が2人生まれてうぬはすぐ捨てられたのよねー」
「みんなうぬを狙わないんじゃない… 相手にされないのよねー…!!」
そう話す巨人の背後に人影。
「おい」と巨人の髪を鷲掴みにすると、そのまま引き抜いていく。
巨人「わ!!」
「イデデデエデデ」
ルフィ「え~~~~!?」
ずぽっ
ナミ ルフィ「「は!!?」」
引き抜かれた巨人…ではなくただ顔が大きいだけの2頭身。
引き抜いたのは剣を持った老兵士「正気かキサマ」
巨人「わーーーーー!!!」
兵士「敵にベラベラと情報を与えおって愚か者!!」
ナミ「………!!」
『ビッグ・マム海賊団 “スイート3将星” ビスケット大臣
シャーロット・クラッカー(10男)』
ナミ&ルフィ「「巨人だと思ってたーーーっ!!!」」
埋まってる巨人「待ってくれクラッカー君 シフォンに一目会わせてくれ!!」
「結婚したと聞いたんだ『おめでとう』と一言言いたい!!」
「リンリンと一度話をさせてよね!!!」
「“ローラ”も家出したと聞いた…!! うぬにはかけがえのない家族なのよ!!」
ナミ「!!」
「ローラ!?」
■まさかその名は…!!