『仮装大賞』史上初の0点出た 39年目の珍事に欽ちゃん・香取も驚き「新しくなった」
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『仮装大賞』史上初の0点出た 39年目の珍事に欽ちゃん・香取も驚き「新しくなった」
2018-01-20 06:00 ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2104353/full/
仮装大賞で0点が出たことに驚く(左から)萩本欽一、香取慎吾 (C)ORICON NewS inc.
タレントの萩本欽一(76)と香取慎吾(40)がこのほど、都内で司会を務める日本テレビ系人気番組『欽ちゃん&香取慎吾の第95回全日本仮装大賞』(2月3日、後7:00)の取材会に参加。39年の歴史を誇る番組で史上初の0点が出たことを明かした。
番組は20点を満点(第1回は15点満点)とし、合格点を下回ると不合格となる。どんなに低くても、情けで2~3点は取れるのが通常で、それが40年近く続けられてきた。しかし、2月3日に放送される第95回では、まさかの事態が起きたという。第1回目から司会を務める萩本は「0点、出ちゃったね」と史上初の0点が飛び出したことを驚きながら明かした。
ただ、その出演者は2週間にわたる猛練習を行い、決してふざけていたわけではなかったという。応募総数3316組の中から予選を勝ち抜いた35チームに含まれる精鋭で真剣にやったからこそ、萩本は「どういうわけだか、嫌な気分がしなかったね。まずいかなって思ったりするんだけど(今回は)いいんじゃないのって思った」と清々しい結果だったと回想。客席にもどんよりムードはなかったそうで、香取は「客席も『0点』っていう感じ。1点も入ってないのに、え~っていうのがなかった。『はい、お疲れ様で~す』みたいな」と苦笑いで振り返った。萩本は「僕の中では2点か3点かなって思ったら、ポンと0点。この番組は新しくなった。新しくなれた」ときっぱり。そろって「まずい雰囲気はなかった」という共通認識だった。
また、梅沢富美男、ブルゾンちえみ、又吉直樹らが審査員を務めた今年は辛口の審査だったという。近年は甘めの判定が続いていたが、萩本は「昔の仮装に戻って、気分がよかった」とにっこり。香取も「最近は、ほとんど20点満点で、みんな合格。落ちるのが1組か2組みたいなのが続いていた。『これも合格?』みたいに言っちゃうぐらいだった。それが今回はあらためて、僕と欽ちゃんが『こんなに頑張ったんだよ』と応援した。これが仮装大賞だな、と。久々な感じがして気持ちよかった」と収録を楽しんだという。
仮装大賞といえば萩本が、あと少しで合格という点数の作品の際に審査員に「上げたげてよ~」とおねだりすることも名物となっていた。しかし、近年は甘めの審査が多く、見せ場が減少。「昔は点数を上げていくのが私の仕事だった。仕事がなくなったから元気がなくなっていった」と苦笑い。「これで何か変わるんだろうなって思った」と新しい路線が見えたことを明かしていた。
また、取材会で香取は「この間も、そうだったんですけど、スタッフの方のいないところで『仮装っていうのは、こうやって行くんだぞ』という話をしてくださる。スタッフとの向き合い方とか(笑)。真剣な感じです」と“後継指名”されていることを明かし、萩本は「年も年なんで、この番組を慎吾に任せたよというつもり」と大まじめに語った。香取は「みなさんも分かっていただけたと思いますが、結構、本気なんです。困ってますね」と頭をかいていた。