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小中学生の原則スマホ所持禁止に保護者から戸惑いの声! 「娘が精神的に不安定になった・・・」

   

小中学生の原則スマホ所持禁止に保護者から戸惑いの声! 「娘が精神的に不安定になった・・・」

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1: 2017/12/24(日) 22:00:57.92 _USER9
 小中学生の携帯電話やスマートフォン(スマホ)に関し、佐賀県内7市町の教育委員会やPTAが
「原則所持禁止」を規定していることが分かった佐賀新聞社の調査。学力低下やトラブルを懸念した対応と説明するが、
スマホなどを巡るトラブルの相談に携わる関係者からは「持ってはいけないという規定のために子どもたちが相談できず、
問題が複雑化している側面もある」という声も聞こえてくる。急速に普及する通信端末との付き合い方に惑う子どもや保護者、
教育関係者に話を聞いた。

 杵島郡白石町で11月に開かれた郡PTA連合会の会合。子どもの通信端末の利用を巡り、保護者や校長、
町教委の代表らが課題や対策を話し合った。「適切な使用時間は?」「スマホを手渡しているのは保護者だけど、
会員制交流サイト(SNS)の危うい側面をどれくらい認識しているんだろう」「仮に所持を禁止しても、
既に一定の子どもが持っている。禁止することが子どもを守る効果につながるのかどうか…」

 杵島郡内は現在、「所持禁止」とする江北と、禁止までは打ち出していない白石、大町で対応が分かれている。
使用実態がつかみづらい中、対応策に苦慮する状況は同じだが「保護者が納得しない限り、
規制をかけても意味がない」との声もある。意見を出し合い、共通の方針を本年度中に固めようとしている。

 どう向き合うかを模索する動きがある中、県内20市町教委に実施した調査では、複数の担当者が、
必要にかられて持たせる家庭より「みんな持っているから」と安易に手渡すケースの多さに懸念を示した。

トラブル相談しづらく 今後の対応迷う教委も
 使用時間など家庭でのルールづくりを促しているが、浸透しているわけではない。
ある中学校教諭は「ルールづくりをしていない家庭ほど、(無料通信アプリ)LINEなどでトラブルに巻き込まれ、
学校に駆け込んでくる」と話し、持たせるからには心構えが欠かせないという認識を示す。

 禁止としている教委の中にも迷いはある。江北町教委は「『持っている子がいる』というのが現実。どう使うか、
モラル面を強化する時期に来ているかもしれない」と揺れる。

 「LINEでの仲間外れはよくある」。佐賀市の女子中学生は明かす。ふざけて書き込んだ言葉がいじめにつながるなど、
学校での人間関係に悪影響を及ぼすケースがある。「だけど、禁止って言われているから先生には相談できない」

 禁止が思わぬ心の負担をかけるケースもあるようだ。鹿島市内のひとり親家庭の40代女性は「安全を考えて娘に持たせたけれど、
学校が何度も『禁止』と繰り返したため娘が罪悪感を持ち、精神的に不安定になった。
生活に必要な人がいるということもくみ取ってほしい」と打ち明ける。

 佐賀大学教育学部付属教育実践総合センターの角和博教授(情報教育、技術教育)は禁止規定と現実がかい離する状況に
「見て見ないふりをして悪化するのは、いじめの問題に共通する。持っていない前提が問題を複雑化させる現実に目を向け
、『所持している』ことを前提にした議論をすべきでは」と問い掛ける。

12/24(日) 16:09配信 佐賀新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171224-03163296-saga-l41
画像 SNSやスマートフォンの利用対策について意見を交わす杵島郡PTA連合会のメンバーら=11月15日、杵島郡白石町
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