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【環境】アニメの聖地“ラピュタの島”がゴミ汚染 遠く大阪・兵庫のポイ捨てが和歌山沖に流れ着く

   

【環境】アニメの聖地“ラピュタの島”がゴミ汚染 遠く大阪・兵庫のポイ捨てが和歌山沖に流れ着く

1: 和三盆 ★ 2017/05/22(月) 09:26:23.06 ID:CAP_USER9
 スタジオジブリのアニメ「天空の城ラピュタ」の舞台に似ていることから“ラピュタの島”として話題の和歌山市沖の友ケ島に大量のごみが海流に乗って流れ着き、地元の観光協会などが頭を悩ませている。環境保全活動に取り組む一般社団法人「グリーンバナー推進協会」(東京都)がボランティアらによる大掃除を含む、ごみ撤去推進のプロジェクトを進めているが、海岸線へのごみ漂着は各地で社会問題となっている。

 「一体どこからこれほどのごみが…」

 4月上旬、同協会の榎本貴志事務局長が同島を訪れた際、幻想的な風景とは対照的に、海岸に大量の漂着ごみが打ち上げられていることに気付いた。地元の加太観光協会(同市加太)に問い合わせたところ、ごみの多くは大阪や兵庫などの河川から大阪湾に流れ出て、海流に乗って島に流れついたと考えられるという。

 ペットボトルや紙パックなどの家庭ごみが目立ち、海岸部だけでなく、浜風などに巻き上げられ内陸部まで拡散。これまで加太観光協会の職員が何度か拾って掃除したが、ごみは絶えず流れ着き、数カ月後には元通りになるという。

 友ケ島は数年前からネットなどを中心に“ラピュタの島”として話題になった観光スポット。緑色に苔むした砲台や真っ白の灯台など、アニメに登場するような独特の風景が人気を集めている。市観光課によると、同島を訪れる観光客数は平成26年(約3万7千人)から増加し、27年は約5万7千人、28年は約6万7千人と年々増えている。

 「せっかく観光地として定着してきたのに、島内の風景がごみのせいで台無しになってしまう」。危機感を抱いた榎本さんは今春、環境保全プロジェクト「“ラピュタの島”に漂着する都会ゴミをなくしたい!」を立ち上げ、同協会のホームページなどで参加者を集い、資金面などへの協力を呼びかけている。

~中略~

 同協会は4月下旬、市民有志らのボランティア約10人とともに友ケ島のごみ拾いも行った。海岸に打ち上げられた大量の漂着ごみには、ボランティアも驚いた様子。一日で約30袋(約150キロ)分を拾ったが、それでも全部は回収しきれなかったといい、今後は加太観光協会などと協力し、清掃活動を定期的に行うという。

 10月には100人以上のボランティアによる大規模な清掃活動も実施予定だ。また、同協会はインターネットなどを活用して県内外に漂着ごみ問題を発信し、河川へのごみのポイ捨てをやめるよう訴えており、榎本さんは「時間はかかるが、意識が広がれば、河川へのポイ捨てもなくなり、最終的には島の海岸がきれいになるはず」と期待する。

2017/5/22 5:30 産経新聞
http://www.sankei.com/smp/west/news/170522/wst1705220006-s1.html
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