お坊さんって儲かるの???
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http://www.asahi.com/articles/ASK3P547PK3PULFA00T.html
お坊さん向け経営指南塾が活況 ディズニーの哲学も学ぶお寺の経済基盤が揺らいでいます。人口減で檀家(だんか)が減り、葬儀や法事の簡素化は進む一方。税を優遇される宗教法人に対する目にも厳しいものがあります。
そんななか、悩めるお寺の住職たちにとって「駆け込み寺」のような塾があります。お寺を運営する心得やノウハウを教科書で学び、ディズニーランドの経営哲学も参考にします。いったい、どんな塾なのでしょうか。
昨年11月、東京タワーを望む都心の寺で15人ほどの僧侶が一心に電卓をたたいていた。一般社団法人「お寺の未来」が開く「未来の住職塾」の塾生たちだ。
この日のテーマは「財務」。コンサルティング会社勤務を経て、「お寺の未来」代表理事を務める井出悦郎(37)が講師役だ。架空の寺の財務諸表を元に、自己資本比率や損益分岐点の求め方、資金計画を立てる際の考え方を学んだ。
「住職塾」はお坊さんたちに経営を指南するユニークな塾だ。塾長で浄土真宗本願寺派の僧侶、松本紹圭(しょうけい、37)と講師の井出がまとめた「住職の教科書」で、寺の経営戦略を練るためにマーケティングや経営分析手法、
財務などの知識を1年かけて学んでいく。卒業課題は、それぞれの寺が「こうありたい」と願う未来の姿と、実現に必要な具体策をまとめた「寺業(じぎょう)計画書」を作ることだ。受講料は約15万円。2012年春の第1期からこれまでに東京や大阪、名古屋、京都などで開催。
30近い宗派から住職やその家族ら約420人が参加した。年齢も20代から60代まで幅広い。