【悲報】ツイッターで炎上した男性、就職や進学が困難に
|
|
関東地方に住むフリーターの男性・山脇さん(仮名)
今から数年前、当時高校三年生。「青春の思い出に」とみんなで写真を撮り、ツイッター上にアップしたのだった。「写真には僕と友人、友人の彼女が写っていました。僕は真っ赤な顔で缶チューハイを持っていて、友人はタバコを持っていた……そして彼女も缶ビールを……」
およそ三時間後。数百というツイッターアプリからの通知が表示されていた。「退学おめでとう」「死ね」「バーカ」「通報しておいた」といった、どこの誰ともわからないユーザーから送られたダイレクトメールツイートを慌てて消し、非公開設定にした。プロフィール情報もすぐに消したが、保存されておりどんどん拡散されていった。
友人は部活や大体の住所、家族構成までネットユーザーによってまとめられ彼女の写真を使った悪質なコラージュ写真まで拡散された。
恐怖で眠れなくなった山脇さん、友人とも相談し、とにかく親と警察、学校に相談しようということになった。
「翌日、学校に行く前に親にはこっぴどく叱られ、学校では担任や教頭、校長からも叱られました」
警察や学校にネットユーザーから複数の「通報」が寄せられており大問題になっていたが警察からは「もうこういうことはやらないように」と言われただけ。補導される事はないと安堵したが、逆にネット上の炎上被害に対してまったく何もやってくれないのだということも痛感した。
「僕らが悪いのはわかる。でも、ネットはやりすぎ、あんまりだ…」
被害届けを出せないのかと聞いても黙って沈静化するのを待つしかない、弁護士さんに相談してみれば、といった感じで、誰も助けてくれないんだなと
就職を控えていた山脇さんだったが、この件が響いて学校推薦枠から外された。友人も、スポーツ推薦で行くはずだった大学の進学を諦めざるを得ず、彼女とも別れてしまった。
山脇さんはその後、地元から遠く離れた都市にある専門学校を卒業地元の近隣市にある法律事務所でアルバイトしながら、行政書士資格を取るべく勉強中だ。友人も、一浪後に一般入試で大学に進学。現在は大学院に向けて勉強中だ。
>>2
前向きやん
誰かが常に「炎上ネタ」を探している
「僕も友人も、行く先々で“炎上してたヤツ”と陰でコソコソ言われ続けました。今でこそ笑い話かもしれませんが、当時は本当に死にたいと思うほどだったし
友人と二人で、どこか遠い国にでも行こうと真剣に話していました。」「僕らが間違っているのはわかっていますそれでも、寄ってたかってあそこまでするのがネットの中の人たちかと。
僕らと同じように、バカをやって炎上する人が絶えませんが、ネットの恐ろしさを、もっとみんなが知るべきです。」たった一度のつぶやきで、人生設計が狂ってしまうこともある。
ネット、SNSは友人・知人だけで繋がっているものではない。その繋がりは世界中の人々から監視可能な状態にあり、悪意を持った誰かが常に、次の「炎上ネタ」を探している。一度炎上してしまえば、拡散され、まとめサイトで勝手に記事にされ、一生消えない。山脇さんは語気を強めていう。「ネットとリアルの感覚の違い、これを若い頃から学校でも教えるべきです」
<取材・文/カトウ伊香保>
一時期に比べてこういう炎上減ってて寂しい
炎上前よりマシなルート入っとるやん