家計調査に見る悲しい現実・・・日本人は貧乏になりアパレル消費は20年間で半減した
|
|
家計調査に見る悲しい現実・・・日本人は貧乏になりアパレル消費は20年間で半減した
1:ボラえもん ★:2021/05/24(月) 14:35:38.50 ID:XOmTV1Uo9.net
ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。
アパレル市場の低迷が叫ばれるようになって久しいが、コロナ禍の2020年を経てアパレル消費はどう推移したのだろうか。
■2000年からの20年間で衣料品の消費はほぼ半減した
コロナに蹂躙された2020年の消費統計が出そろったが、アパレル消費は業界の実感通り大幅に落ち込んだ。
それ以上にシリアスだったのが、00年からの20年で日本人が本当に貧しくなり、不要不急の支出、とりわけ衣料消費が半減したことだ。
コロナ禍のカタストロフィからのアパレル再生は、まず現実を直視することから始まるのではないか。
■20年の衣料消費は8掛け弱に落ち込んだ
総務省の家計調査では消費支出総体が前年から5.3%減少し、「食料」支出が1.6%、「保険医療」支出が2.0%伸びる中、
「被服・履物」支出は18.4%、「アパレル」(洋服・シャツ・セーター)支出は20.2%も落ち込んだ。
経済産業省の商業動態統計でも小売業売り上げ全体(自動車・機械・燃料小売業を除く)が0.8%、スーパーの飲食料品が6.7%伸びる中、
「織物・衣服・身の回り品」小売業売り上げは21.4%、百貨店+スーパーの衣料品売り上げも26.4%も減少しているから、アパレル消費は8掛け弱に落ち込んだと推計される。
米国商務省発表の小売統計(自動車・機械・燃料小売業、飲食サービスを除く)でも、
食品スーパーなどエッセンシャル小売業が伸びて小売売り上げ全体が6.9%、無店舗小売業(大半がEC)が22.1%も伸びる中、
衣料品・アクセサリー小売業は26.4%も売り上げを落としているから、わが国のアパレル消費が8掛け弱に落ち込んだのも不思議はない。
日本百貨店協会の発表した20年の衣料品売り上げは前年から31.1%、身の回り品売り上げは27.1%も落ち込んだから、高価格帯ほど落ち込みが大きかったと推察される。
そんな中でもユニクロやワークマン、しまむらや西松屋など低価格で定番商品や機能商品に強いチェーンは堅調だったから、
アパレルでもエッセンシャルシフト(生活必需品志向)は確実に進んでいる。
コロナ禍で表面化したとはいえ、実はコロナのはるか以前からエッセンシャルシフトは始まっていた。
00年からの20年間で家計のアパレル消費支出は45.7%減とほぼ半減したが、世界の先進国で唯一、賃下げで所得水準が落ち込む一方、
社会保障負担の肥大と度重なる増税で日本人はすっかり貧乏になり、不要不急のアパレル支出が真っ先に切り詰められていったのではないか。
(以下略、全文はソースにて)
https://www.wwdjapan.com/articles/1188429
元記事:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1621834538