最近、極道の車が「国産ワンボックスカー」に変わってきた理由
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1::2021/04/29(木) 14:47:44.56 ID:4gL4nKNP0
ヤクザといえば、全身入れ墨のうえに派手なファッションに身を包み、ベンツを乗り回して高級クラブで飲み明かす……テレビドラマや映画の影響で
そんなイメージが植えつけられているが、それはどれほど本当なのか。本当だとすればどんな意味があるのか。暴力団取材のプロである溝口敦氏と鈴木智彦氏が、
ヤクザビジネスの全容に迫った『職業としてのヤクザ』より一部抜粋・再構成してお届けする。
(中略)
外車よりも「ワンボックスカー」を選ぶ理由
溝口:しかし、その顕示的消費が最近は薄れてきている。昔はヤクザの車といえばベンツだったのが、最近はセダン型じゃないワンボックスが増えています。
鈴木:トップの親分たちが居住性を優先した国産のワンボックスに乗り出し、トヨタなどは本当に迷惑していると聞きます。
セルシオが出たあたりから、メルセデスをはじめとする外国車信仰はずいぶん薄くなりました。高価な車はいくらもありますが、
もう安っぽい誇示で名前を売る必要がない。
それにヤクザっぽい車は狙われやすいんです。防弾車にする際も、ワンボックスのほうが鉄板を入れやすい。重量的な問題があり、屋根が潰れてしまうので、
天井には防御用の鉄板を仕込めないのですが、セダンだと上に乗られて撃たれる可能性もあります。
溝口:ある程度馬力がないと防弾仕様は無理なんですよね。重量に耐えられないから。そういう実用面も確かにある。一方で伝統的なヤクザルックにも実用面がある。
暴力団は暴力のプロだからといって、しょっちゅう暴力を振るっているわけではありません。むしろ暴力のプロだからこそ、暴力の費用を熟知し、極力その発動を控えようとします。
そのため彼らは、暴力を振るうかもしれないという雰囲気作りを行う。
ヤクザルックというのはそのためにあり、相手のほうが自分を恐れて避けるように仕向けることで、衝突と暴力の費用を節約しているとも言えます。
入れ墨も同様で、見た者に恐怖を与える威嚇力や、仲間内で幅が利く、大きな顔ができる、といった意味合いがある。
全文
https://toyokeizai.net/articles/-/421798
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元記事:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1619675264