江東区民、「足立ナンバー」を捨てて大喜び 「これまでぐっと耐えてきました」
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江東区民、「足立ナンバー」を捨てて大喜び 「これまでぐっと耐えてきました」
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5月11日から全国17の地域で新たな「ご当地ナンバー」の交付が始まった。東京都では、東部の7つの区をカバーしていた「足立ナンバー」から、「江東ナンバー」「葛飾ナンバー」が“独立”した。これに歓喜するのが、隅田川沿いのタワーマンションに住む江東区民だ。
「清洲橋の向こう側、目と鼻の先の距離は『品川ナンバー』なんです。なのに、隅田川を渡っただけで
『足立ナンバー』になってしまうことに、これまでぐっと耐えてきました」(40代男性)「品川ナンバー」といえば、日本橋・銀座を含む中央区や、六本木・赤坂を含む港区など、大企業の本社ビルや高級タワマンが林立するエリアの車両に交付される。
一方、足立区といえば、「ヤンキーが多そうな東京の『区』」(『Jタウンネット』調べ)で1位という“不名誉”を獲得するなどイメージの差は大きい。
一方、疑問の声を上げるのが足立ナンバー“残留”の江戸川区民だ。
「江戸川区は、足立区と接しておらず、間に葛飾区を挟んでいるのに……」(50代男性)
ご当地ナンバーの導入条件は「登録自動車数が5万台を超えること」だが、江戸川区は16万5320台にのぼる(国交省関東運輸局、2020年4月発表)。ならば「江戸川ナンバー」があってもよさそうなものだが……その疑問を区にぶつけた。
「そもそも、申請をしておりません。『区内にまだその機運がない』と判断したことが理由ですが、『ご当地ナンバーが必要か』といった意見募集を行なっていないのが原因かもしれません。今後、機会があれば申請を検討していきたい」(広報課)
“独立”の声は高まるか。
※週刊ポスト2020年6月5日号
https://www.news-postseven.com/archives/20200526_1565729.html