国内の広告費、ネットが２兆円を超えテレビを初めて上回る

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去年１年間の国内の広告費はインターネットが前の年より20％近く増えて２兆円を超え、テレビを初めて上回りました。

大手広告会社、電通の推定によりますと、去年１年間の国内の広告費は６兆9381億円で、前の年に比べて6.2％増え、８年連続の増加となりました。

このうちインターネットの広告費は２兆1048億円と、推定に含める広告の範囲を増やしたこともあって、前の年より19.7％増加して６年連続で２桁の伸びとなり、初めて２兆円を超えました。

一方、「地上波テレビ」と「衛星メディア関連」を合わせたテレビメディアの広告費は１兆8612億円で、2.7％の減少となりました。

この結果、インターネットの広告費がテレビメディアを初めて上回りました。

電通では「デジタル化がさらに進み、広告業界の転換点となった。今後もインターネット広告が増加するとみられるが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大で国内経済が停滞すれば、広告費にも影響が及ぶ可能性がある」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200311/k10012325551000.html