「命の選別」なのか 新型出生前診断、開始から5年
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1:ニライカナイφ ★:2018/03/19(月) 08:02:43.71 ID:CAP_USER9.net
◆「命の選別」なのか 新型出生前診断、開始から5年
妊婦の血液で、赤ちゃんにダウン症などがあるかどうかわかる「新型出生前診断(NIPT)」が始まり、まもなく5年になります。これまでに5万組以上の夫婦が受けました。日本産科婦人科学会は今後、実施施設を増やしていく方針です。この検査について、みなさんと考えます。
■採血だけで検査 精度99%
赤ちゃんの染色体や遺伝子の異常を誕生前に調べる検査には、体外受精した受精卵を調べる「着床前診断」と、妊娠後、生まれる前に調べる「出生前診断」があります。
出生前診断のうち羊水検査は、感度(精度)がほぼ100%と高く、確定診断に使われます。ただし子宮に針を刺すので、約300人に1人の割合で流産のリスクがあります。
妊婦の血中ホルモンなどの成分を調べる検査と超音波検査を組み合わせた「超音波マーカー検査」は、採血と超音波検査だけですみます。体への負担は軽いのですが、感度は80~85%とあまり高くありません。
新型出生前診断は、採血だけですみ、しかも感度が約99%と高く、検査が受けられる時期も長いのが特徴です。妊婦の血液にわずかに含まれる胎児由来のDNAを分析します。微量のDNAを高速で分析できるようになって可能になり、2011年に米国で始まりました。
採血だけでできるので、専門知識が十分にない医療機関でも検査できます。国内では、十分なカウンセリングなどが伴わないと混乱が生じるとして、日本産科婦人科学会(日産婦)や日本医学会などが12年から実施体制を議論。遺伝に詳しい常勤医がいるなどの条件を満たす医療機関を認定し、臨床研究として実施すると決めました。対象を原則として35歳以上の妊婦に限り、調べる疾患も三つの染色体異常に限定しました。
認定施設は現在90カ所。その大半が加盟する団体「NIPTコンソーシアム」によると、実施開始の13年4月から17年9月までに約5万1千組の夫婦が受けました=図参照。
日産婦は今月、すでに5年の実績があることなどから臨床研究を終了し、一般診療として実施すると決めました。詳細は今後、関連団体との協議で決まりますが、実施施設は増える見通しです。
NIPTコンソーシアム代表の左合治彦医師は「日産婦の指針には法的拘束力が無く、現状では無認可施設で十分なカウンセリング無しに検査が行われるなどの問題が起きている。今後は、医療機関に加えて検査会社も登録制にするなど、抜け道のない実施体制作りが必要です」と話しています。
解説図:
https://i.imgur.com/uIEtSS1.png
※記事を一部引用しました。全文はソースでご覧ください。
朝日新聞 2018年3月19日05時03分
https://www.asahi.com/articles/ASL3D5453L3DULBJ00P.html
元記事:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1521414163/