過去10年の箱根駅伝を淡々と振り返る
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■84回大会(2008年)
優勝候補は駒沢。宇賀地・高林・深津の黄金世代をはじめ
バランスの取れた布陣で全日本大学駅伝を快勝
往路は大きなミスなく上位につけると、5区安西が好走
しかしそれを上回ったのは早稲田大学の駒野
「初代山の神」今井正人にも迫る78分12秒の好タイムで往路優勝を果たす。
復路スタートの山下り6区も早稲田加藤が区間賞
山で躍進した早稲田を駒沢が追いかけるマッチレースに
7~9区、駒沢は豊後・深津・堺の強烈なトリプルアタックで
最大3分以上の差を大逆転
3年ぶりの優勝を果たした。
中央学院の木原・篠藤が2区&9区の日本人トップをひっそりと達成し、
篠藤はひっそりとMVPを獲得。
2区では、山梨学院の最強留学生モグスが区間新記録を更新。
前年、最後の坂で大ブレーキとなってしまったリベンジを見事果たした。
学連選抜が歴代最高の4位に躍進。
なお、当時の監督は青学原監督であった
■85回大会(2009年)
優勝候補は、ディフェンディングチャンピオンの駒沢。
この年も全日本大学駅伝を勝利。
しかし、深津をけがで欠くなか一発逆転のオーダーを組むも裏目に。
1区区間19位⇒3区区間21位(23校出場)で早々と終戦してしまう。
往路で躍動したのは早稲田
1区の1年生矢澤が区間賞でデビューを飾ると、
3区竹澤はラストランで区間新、1年生三田も4区で区間賞。
5区、化け物が現れる。
4区まで先頭とは5分差、9位で空気だった東洋大学は、
大物ルーキー、柏原竜二がスタート
次々とごぼう抜きをすると、なんと先頭の早稲田三輪をも抜き去り、
奇跡の大逆転で往路優勝を果たす。
山の神今井正人の記録を上回る77分18秒の区間新記録を樹立