いしだ壱成が体験した父親の裏切り
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そんな生活が続いたことで、’97年に出演したドラマ『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系)のころには、
うつ病になってしまう。
「当時はうつ病という病気が一般的でなかったこともあり、スタッフの方にも理解してもらえなくて。
不調を訴えても“甘えるな”“頑張れ”と根性論を言われ続けたことで、症状が悪化していきました。
病院で診察もしてもらったのですが、原因不明のままでしたね……。
それで、ドラマ撮影が終わって半年ほど休業することになったんです」
父の裏切りでうつ病が悪化
「当時は父の個人事務所に所属していたのですが、父に“まだ若いから、お金は自分が管理する”と、
お小遣い程度の給料しかいただいていなかったんです。
でも仕事をしたスタッフに“さすがにその仕事量でその額は少なすぎる”と言われ、
弁護士の方に頼んで適正価格を調べてもらったところ、億単位のギャラをもらっていないとおかしいと言われて。
それで父を問い詰めたところ、“事業で失敗して、(壱成の)ギャラで補填させてもらった”と言われてしまって……」
家族に裏切りに近い行為をされたことで、うつ病の症状が悪化してしまう。
「父も最初から騙すつもりはなかったと思うのですが、うつ病で思考がネガティブになっていたこともあって、
“まさか家族に騙されるなんて……”と、どんどんマイナス思考になっていきました」
https://www.jprime.jp/articles/-/22390