【警告】これが今、中高年に急増してる「サイレントうつ」‥‥仕事の変化に追い詰められるリーマンたち
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【警告】これが今、中高年に急増してる「サイレントうつ」‥‥仕事の変化に追い詰められるリーマンたち
急増「サイレントうつ」、仕事の変化に追い詰められる中高年たち
2021.6.29 河合 薫 健康社会学者(Ph.D.)
先日、久しぶりに東京・大手町から東京駅まで地下道を歩いた。……が、“何か”が違う。
エスカレーターを駆け上がるビジネスパーソンもいなけりゃ、「おい! 速く歩け!」と言わんばかりに後ろからプレッシャーをかける人もいない。かっちりしたスーツを着ているのに「目だけ死んでる人」もいなけりゃ、眉間にしわを寄せて険しい顔で歩いている人も皆無だ。電車に不慣れな私が、「えっと、こっちでいいんだよなぁ」と急に立ち止まっても、迷惑そうな顔をする人もいないし、下を向いて歩いていて私の大きなショルダーバッグにぶつかる人もいない。
大手町の人流が変化
なんとも奇妙な感覚に襲われたので(もちろんいい意味で)、すれ違う人たちを改めて観察したところ……、みんななんだか、とっても元気そうだった! 常々、「大手町、怖い」と感じていたので、「爽やかな空気」にかなり驚いてしまったのである。
いったい、ビジネスパーソンに何があったのか? あれこれ考えた結果、ある仮説にたどり着いた。
リモートワークで“痛勤地獄”から解放
在宅勤務で、めんどくさいコミュニケーションから解放
遅くまで飲み歩くこともできなくなり、睡眠時間が増えたといったコロナ禍で強制的に行われた「働き方改革」により、肉体的にも精神的にも健康になり、大手町の“人流の空気”が変わったのだ(人流……、はやりの言葉を入れてみた!)。
~(略)~