【医学】40代で脳の成長が止まってしまう人の特徴
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【医学】40代で脳の成長が止まってしまう人の特徴
【医学】40代で脳の成長が止まってしまう人の特徴
◆40代以降で停滞感を感じるのは脳の劣化と環境のせいだった!
「最近、物忘れがひどい」
「会社で新しく導入されたシステムについていけない」
「疲れているのに眠れない」
「肝心なときに下半身が役に立たない」
など、如実に心身の衰えを感じ始める40代以降。もはや人間として成長することはできないのか? そんな閉塞感を感じる人も多いはずだ。
「40代の頃から停滞感を感じる人は、脳が劣化する生活習慣を送っている可能性が高いです」と語るのは、1万人以上を脳画像診断し、治療してきた脳内科医・加藤俊徳氏。
「脳は筋肉と一緒。40代以降は脳に積極的に刺激を与えないと、どんどん劣化していきます。でも、40代以降は仕事や日常で“慣れ”が出て、脳への刺激が減る。最近『新しいことに挑戦していない』『行動範囲が変わってない』という人は要注意。また、忙しすぎるがゆえに『過去を振り返らない』のもマイナス。自分の人生の棚卸しをする暇もないと、自身の成長を実感できずストレスを感じます」
◆スマホの使用時間が長いと危険
また「スマホの使用時間が長い」のも危険だと加藤氏は続ける。
「スマホは画面が小さいので、眼球の運動量が少なく、脳への視覚的刺激が減ります。加えて、スマホは常に情報が引き出せる外部記憶装置のようなもので、長時間の使用は記憶力の低下や注意力の散漫を招くのです」
そして、脳に最も悪影響なのは睡眠不足。日本の40代は圧倒的に眠りが足りていない。
「7時間以上の睡眠をとらないと、脳にアミロイドβというペプチドが溜まりやすく、認知症のリスクも上がる。ただ厚労省のデータでは、40代で7時間以上睡眠時間をとっている人は20%以下でした」