【ガザ】パレスチナの美人看護師(21)、イスラエル兵に狙撃され死亡
|
|
【ガザ】パレスチナの美人看護師(21)、イスラエル兵に狙撃され死亡
【ガザ】「唯一の武器は白衣」パレスチナ美人看護師(21)、狙撃され死亡
2018.06.04 Mon posted at 19:00 JST
パレスチナ自治区ガザ(CNN) イスラエルに対する抗議運動が続くパレスチナ自治区のガザで、負傷者を助けようとした21歳の女性看護師が、イスラエルの狙撃兵に撃たれて死亡した。ガザにある国連事務所前には3日、仲間の医療ボランティアが集まって、医療関係者がイスラエル軍の標的にされたとして抗議した。
パレスチナ人看護師のラザン・アルナジャルさん(21)が死亡したのは、1日の抗議運動のさなかだった。現場は自宅からわずか数百メートル。ガザ地区とイスラエルを隔てるフェンスの近くだった。
周辺の道路や街灯には、至る所に笑顔のラザンさんの写真が掲げられている。
父アシュラフさんの案内でCNN記者が訪問した自宅には、ラザンさんの死をいたむ人たちが集まり、母のサブリーンさんは、娘が着ていた血まみれの白衣を抱き締めていた。サブリーンさんによると、ラザンさんは抗議運動が始まった当初から、ボランティアで働いていたという。
「私は娘のことが心配だった。でもラザンは怖くないと言った。自分には助ける義務があり、はっきりと分かるように白衣を着ているからと」。サブリーンさんはそう振り返る。「娘は小さかったけれど強かった。唯一の武器は白衣だった」
「私は白衣に守られている」「神が私とともにいるから怖くない」。あの日もラザンさんはそう両親に告げ、出かけて行ったという。
数週間にわたって続く今回の衝突では、抗議運動に参加したパレスチナ人100人以上が、イスラエルの銃撃によって死亡している。
イスラエルの狙撃兵に撃たれて死亡したラザンさん
血で汚れた白衣を掲げるラザンさんの母親
血で汚れた白衣を掲げるラザンさんの母親