単眼(♀)「……狂え、私の眼を見て。」

単眼「私の邪眼がお前を狂わせる。お前の精神、価値観、景色、感情、人格が、私に影響を及ぼされていく。」

単眼「お前の中身が変わっていくのに、なぜか心は昂っていく。私の瞳は猛毒の瞳。心地よい猛毒。」

単眼「私の眼を見て正気を失え。私の眼を見て心を無くせ。……そうしていれば、いずれ…」

単眼「…………お前のすべてが、私のものになるのだから。」

単眼「……もうお前はすでに魅入られ始めている。その証拠に……もうお前は私の眼から視線を外せない。」

単眼「あとはこのままお前の精神をすり潰していくだけ…。…………ああ、もう少し。あと少しで、お前は私だけのものになる。」

単眼「どれだけ願ったか。どれだけ望んだか。その瞬間がまさに、今まさに、訪れんとしている。」

単眼「安心しろ、だが理解し震えろ。お前はもうじき私のものになる。お前の心も、身体も、私の望むことを叶える。」

単眼「…………大切に、してやる…。だからお前は安心して…………狂い悶えて悦び果てろ。」