お前らなら「今もらえる100万円」と「1年後にもらえる105万円」どっち選ぶ? お金持ちの選択は・・・
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お前らなら「今もらえる100万円」と「1年後にもらえる105万円」どっち選ぶ? お金持ちの選択は・・・
お金持ちは「今もらえる100万円」と「1年後にもらえる105万円」どっちを選択? | ZUU online
~(略)~
お金には時間価値がある。例えば、今の金利が年率5%だとすると、現在の100万円は1年後には105万円になる。100万円が現在価値で、1年後の105万円は将来価値、5万円は時間価値である。その5%をファイナンス理論では割引率とも言う。
ところが今は低金利の時代。日銀はゼロ金利政策をとっている。ゼロ金利では1年後の理論価値も100万円。「1年後の105万円」のほうが、ファイナンス理論的には合理的な考え方である。ゼロ金利でお金を借りて、1年後の105万円に投資すれば、ほぼノーリスクで5万円が手に入ることになる。こういった資産を積み重ねるのが、資産家の考え方だ。
低金利の時にお金を借りて、高利回り商品や不動産賃貸収入など将来価値が高い商品またはそれに応じたインカムゲインが期待出来る商品に投資すれば、スプレッドが取れることになる。これが、お金に働かせ、資産を積み重ねるという富裕層の代表的な考え方だ。
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「今の100万円」を選ぶのは行動経済学
しかし、低金利だと分かっていても多くの人が「1年後の105万円」よりも「今の100万円」を選ぶのも事実だ。これは行動経済学で説明できる。
行動経済学とは、人間が必ずしも合理的に行動するとは限らないことを人間の行動を観察することで説明したものだ。経済行動にはランダムなようで一定の法則を見出すことができる。従来の経済学では理論的に示せなかったことも行動経済学では説明がつくことも多い。
たとえば、人間は「空いている美味しいラーメン屋」より「まずくても混んでいて行列が出来るラーメン屋」を選ぶ傾向が強いという。これは理論では説明できない。これは行動経済学では、ハーディング効果と言われている。
月6000円の商品を「一日あたりコーヒー一杯の値段」と奨めるのも、購買意欲を高めるための行動経済学で説明される。通販などで「1万5000円のところを今回は特別に1万円」とするのも行動経済学に訴えるものである。
どちらを選ぶかは重要ではない 大事なのは……
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