【奄美大島】島の固有種リュウキュウアユが産卵期を迎える　川内川

雌が産卵した場所に放精するリュウキュウアユの雄＝１７日午後５時半ごろ、奄美市住用の川内川（興克樹さん提供）

奄美大島の固有種リュウキュウアユが、産卵期を迎えた。
奄美市住用の川内川では雌を追う雄の群れがあちこちで見られ、同市名瀬の自然写真家興克樹さん（４５）が１７日夕、産卵の様子を撮影した。

１匹の雌を数匹の雄が追いかけ、産卵を促す。
雌が砂利の間に卵を産みつけると、周囲にいた雄の群れが一斉に放精する。
１２月中が産卵のピークという。

リュウキュウアユの成体は体長約１０～１５センチ。
産卵期になると腹部に「婚姻色」と呼ばれるオレンジ色の線が現れる。

鳥に襲われないよう薄暗くなってから浅瀬に移り、産卵行動に入る。

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南日本新聞
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