【芸能】出世魚・さかなクン(41)、“ギョー天”の一本道…ぶれない生き方に強み
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【芸能】出世魚・さかなクン(41)、“ギョー天”の一本道…ぶれない生き方に強み
引用元: 【芸能】出世魚・さかなクン(41)、“ギョー天”の一本道…ぶれない生き方に強み
いまやその存在感は全国区である。さかなクン(41)。
「さかなクンという生き方って、すごくないですか。年を取ったときに、どんなタレント性を打ち出していくのか不明ですが、新しい芸能人のスタイルを成功させた存在ですよ」とテレビ番組制作プロデューサーが絶賛する。
子供に人気がある、そして親にも信頼されている芸能人の強さを、さかなクンに見て取れる。
「さかなクンが出演するイベントを取材すると必ず小さい子が何人かいる。その子たちの名前まで知っていて、○×ちゃんは3歳の頃から来てくれてるもんねと話しかける。子供たちにはアイドルですよ」(情報番組ディレクター)
先日出版した著書「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!」(講談社)によれば子供の頃に魚のとりこになり、以来、魚の知識を深める人生をまっしぐら。
メディアに登場したのは高校生のころ。テレビ東京系「TVチャンピオン」の「全国魚通選手権」で人気を集めた。
が、そのままタレント生活に突入したわけではない。憧れの東京水産大学(当時)に進学するには成績が足りず、魚関係の専門学校に行き、その後すし店に勤めたり、熱帯魚店で働いたりしたが、どうも…という違和感があったという。
2001年1月、TBS系「どうぶつ奇想天外!」への出演後は、メディアに出演したり、講演会に呼ばれたり、大学の客員准教授になったり、文科省の「日本ユネスコ国内委員会広報大使」に就任したりと、出世魚のような大出世に大活躍。
ベテラン芸能記者が、自虐気味につぶやく。
「何かひとつのことに徹底的に知識を広めたり、のめり込んで頑張り通したりなんてないからね、こっちは。オリンピックではとことん努力した結果が美しく思えるけど、同業者と話せば、『今まで一度も努力なんてしたことがない』とか『努力の仕方なんて覚えてない』とか。さかなクンの本を読んだら、すがすがしい気持ちになったよ」
著書『一魚一会』の文章には、すべての漢字にルビがふってある。帯には「親子で読もう!」。教育論にもなっている。
さかなクンのぶれない、周りの空気に影響されない、筋の通った生き方が輝いて見える五輪の夏である。