【悲報】恐山院代がポケモンGO運営にブチ切れ「信じがたい不誠実さである。なんという姑息さだ!」
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【悲報】恐山院代がポケモンGO運営にブチ切れ「信じがたい不誠実さである。なんという姑息さだ!」
番外:告知と批判
すでに一部で報道されているようなので、あらためて申し上げます。
恐山は近日中に告知の看板を製作し、スマートフォンのゲーム「ポケモンGo」を禁止します。
霊場恐山でポケモン禁止 「ふさわしくない場所」
http://www.sankei.com/life/news/160725/lif1607250029-n1.html
【略】
さて、ここからは、恐山院代としてではなく、私個人の批判です。
このゲームの本質的な問題は、プレイしているときの危険ではない。このゲームを製作し販売している企業の根本的な無礼さである。
自社の敷地でも所有地でも管理地でもない、いわば他人の土地を無断かつ一方的に利用して儲けるなどという行為は、それを行う企業のモラルに致命的な欠陥があることを示している。これがいかに無礼なことかは、中学生でもわかるであろうに。
念のために言っておくが、私は人々がゲームを楽しむことを悪いと言っているのではない。また企業がすぐれたゲームを提供して儲けることを非難しているわけでもない。商売の態度が悪すぎると言っているのだ。
そこで、まず任天堂に電話して、このゲームのソフトが作動する地域から恐山を除外してほしいと申し出てみた。
するとこの会社は、自分たちはキャラクターを提供しているだけだという。そして、言いたいことは「株式会社ポケモン」に言え、とのたまった。
それではと、「(株)ポケモン」に電話すると、自分たちは配信しているだけで何もわからない、製作と運営は「ナイアンティック」とかいう会社だと言う。そこで所在と電話番号を知りたいと言うと、自分たちは何も知らない、すべてその会社のホームページからメールで要望してくれと言う。
わけのわからない会社にメールして、何も解決しなかったら、いったい誰が対応の責任を負うのだ?
およそ信じがたい不誠実さである。これら三社は、お互いに組んで利益を上げているのだろう。ならば、立派な連帯責任である。
今日知ったのだが、彼らは様々な問題が生じることを予想して、万一このゲームに関して訴訟を起こすなら、それは日本ではなく、アメリカの裁判所で行うことになるという「警告」をしているらしい。
なんという姑息さだ!
私は、三社は最低限次のような対応を直ちになすべきだと考える。
一、当事者が希望するなら、ゲームが作動する地域からの除外を、なるべく簡便にできる方法を提供すること。
一、ゲームを作動させたいなら、当該地域の所有者か管理者に許可を求めること。
一、ゲームが作動できるように無断で設定した地域で、ゲームの利用の結果生じたトラブルに、一定の責任を負うこと。
この三社が自らの無礼さに無自覚なまま今後も商売するということになると、私としては、今や栄華を極めるIT企業全体に、今後そのモラルを根本から疑わざるを得ないゆゆしき問題が続出することを、深く危惧せざるを得ない。
(↓全文)
http://blog.goo.ne.jp/jikisaim/e/f8761d7f369578d4676a7bcc46e0645b