まんさん「保育園あいてなくて預けられない。せや、仕事戻れないし二人目も作ったろ」

2019年度末までの「待機児童ゼロ」実現を目指す東京都。
だが都内の待機児童数は約8500人超で高止まりが続き、働きながら子供を育てる親からは「もう待てない」と悲鳴が上がる。
7月2日投開票の都議選で待機児童対策は各党とも主要政策に位置づけている。

「子供を保育園に入れるのがこんなに厳しいとは……」。目黒区の女性会社員（27）は深いため息をつく。
今春、生後11カ月の息子のために20園以上の保育所に申し込んだが、すべて落選した。

10月には第2子を出産予定で「復職しないと子育て費用もままならない。
来春こそ2人とも保育園に入れたい」と、保育園に見学予約の電話を続けるが、見学枠もすぐに埋まってしまい、予約すら難しい。
「保育園を増やしていると言われても実感できない」と首をかしげる。